私たちはシールかすを再資源化しています。


製造業を営む上で、必ず出てくるものが廃棄物。シール印刷会社で出る産業廃棄物は、表面加工された紙をはじめポリエチレンなどのフィルム類など、紙として、あるいは樹脂としてそのまま再資源化できるものではありません。
三協シール印刷株式会社では、これらの廃棄物(シールかす)を固形燃料化して再利用していただく、RPF化を推進しています。粘着紙、粘着フィルムの必要な部分はシールとしてお客様にお届けし、それ以外の部分はすべてRPF化の資源として提供しています。
おいしい身を食べた後、さらに骨からいい出汁がとれる魚のように、
頭から尻尾まで無駄なく使い切り、環境に役立てています。



そもそもシール印刷工場から出てくる廃棄物「シールかす」とはどんなものでしょう?

シール印刷に使われる「粘着紙」「粘着フィルム」は、離型紙、粘着剤、表面基材の3層構造になっています。離型紙は粘着剤が固着しないように表面に樹脂などが使われています。表面基材は粘着剤と一体になっています。


このような粘着素材を使って印刷を行うわけですが、そこから出てくる廃棄物はセパレーターだけであったり、表面基材と粘着剤が一体となったものだけであったり、あるいはこの3層構造のものそのままであったりもします。これらを紙、あるいは樹脂の状態に再資源化することは非常に困難な作業になります。
そこで弊社が取り組んでいるのはPRF化。RPFとは「Refuseplastic PaperFuel」。つまり「プラスチック及び紙から得られる燃料」の略で、産業廃棄物を主体とし、特定の事業所から排出されるプラスチック・紙を原料(廃棄物)としているのが特徴です(東京都正札シール印刷協同組合HPより)

RPF工場に運ばれた弊社の廃棄物は、分別、粉砕され、固形燃料プラントにて圧縮され、固形燃料に生まれ変わります。この固形燃料は製紙工場、石灰工場などのボイラーで、化石燃料の代わりとなります。

弊社ではこのRPF化への取り組みをはじめ、事業活動を推進しながら環境に対する様々な取り組みを行っています。

 
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